僕があなたに伝えたいこと

大体は、君も知っている通りだ。
そりゃ、僕なりに頑張っちゃいるんだけれど
僕じしん、実際はスケールの小さい、背の小さいボンクラだ。

自分にしか出来ない事がきっとあるんだって、
それを身に付けようとしてんだって、
とはいっても、どうも代わり映えしねぇのさ。
20そこらの若造が思いつくよなことなど、当の昔に語り尽くされてる。
先行研究なんかをぽりぽり見ながら、なんかつまんねぇなぁとぼやく。
不勉強な意見と、斬新な意見は違うんだってなことを思って
手の届かぬ空を見ては、またしても赤面の至りなわけです。
どでかいこと成し遂げてやろうなんて、高らかな望みは持ってないが、
でも、だからといって将来を諦める気もないのだ。
なぁなぁのナイフを持って、ぬるま湯の冥利と分別を知った者特有の
もろく、鈍く、持て余す、ほろ苦い悲しみってヤツだ。

変わんなくちゃなぁ、今日で終わりにしなくちゃなぁって
誓いは立ててみるんだけれども、
一向にゴールへと進んでる感触がないんだ。
3日にいっぺんは、がんばろうって言ってやしませんか？ってな
ツッコミ(≒叱咤激励)をくれた友人はいたが、正にその通りで。
腰痛と肩こりを抱えつつ、色んな言い訳や逃げ道は用意はできてるけど
下駄で百数十kmを歩き切った友達が残したという
「痛みがあっても、歩いていける」という名言を胸に刻みながら
過ごそうとは思ってんだ。

失敗を前提にした言い逃れを引っこ抜いて、呪縛を解かなきゃなぁ。
気づけば時間だけが過ぎて、屍になってました、ではいかんのだ。
あれっ？オレッ、何してんだろう！？　忘れた、分からねぇ。って。
まだクーリングオフが間に合うなら、使ってみたいものだね。

とりあえず、人をモノマネした後先とか考えちゃダメだよ。
だって、そもそも今日の自分なんて初めから無いも同然だからね。
イメージしたとおりに、羽根をバタつかせりゃいいのさ。
息絶えるまで、恥をまき散らして、ジタバタとさ。
胸にまとった玉虫色の衣装をはためかせながら。
夢や理想にゃ手が届かないかもしれないが、
不満ならべたってきりがないもんだ。一つずつもがくしかない。
昨日の僕になんてバイバイして、さっさと明日を担うんだね。

目指すべき場所はなくとも、離陸せよ！

さ、カーラジオもなく、そしてバックもしないオートバイで、
あと２ヶ月、暑い夏を走ろうか。
そろそろ退きどきだと言うなかれ素人！まだ走れるんだ。
また少し、スピードをあげて。